【TOP25%禁止杯使用構築】ミイラ式殻破ブラザーズ【最終6位】
(サムネ用)
初めましての方は初めまして、イタチ人形といいます。デスカーンが好きです。
先日開催された第二回TOP25%禁止杯において、最終6位で殿堂入りをすることができましたので記念に記事を書こうと思います。
仲間大会についての詳細は主催の海鼠さん( @namaco08 )のブログを参照してください。
【仲間大会】第2回TOP25%禁止杯【参加者募集要項】: 好きなポケモンでレート2000目指す人のブログ
~以下常体~
1.構築経緯等
開催の一月前くらいに25%禁止杯の存在を知り、僕はなんとなく使用可能ポケモン一覧を眺めていた。
そこにはなんと、素知らぬ顔で他のマイナーポケモンと並んでいる水色の”ヤツ”の姿が……
僕「オムスター使ってもいいんですかぁ!?」
オムスター最強!!オムスター最強!!! pic.twitter.com/YJigUZuFIm
— イタチ人形@動画投稿済み (@onibiha_ataru) 2020年12月7日
(シーズン序盤でレート1840くらい)
あの最強ポケモンオムスターを使えるということで、参加を決意した(あと一応デスカーンもいたし)。
オムスターの真価は、殻を破った後の抜き性能にある。それを発揮するためにはステロ撒きや壁貼りなどの起点作り役が必要だった。
なのでオムスターを含む構築全体を "起点作り+抜きエース" の展開構築にまとめることにし、良さそうなポケモンを使用可能プールから引っ張ってきた。
起点作り役として
対応範囲の被らない抜きエースとして
諸々の補完枠として
そんなこんなで構築が完成した。
2.個体紹介
H : ぶっぱ
B : 余り兼11n
C : 余りの余り
D : D+1で無振りモジャンボのエナボを身代わりが最高乱数切って耐え
S : 無振り50族抜き抜き
相棒枠。今大会では全体的に火力が抑えめなので、瞑想積んだデスカーンの突破手段が限られそうだと思い採用。H振り+ B補正だけで耐久は足りてるので、ラフやモジャンボを上から嵌められるよう Sに大きく割いた。数回当たった低速目の受けサイクルやシャワーズ入りに出してとても活躍したので、実際正解だったと思う。
水岩が多そうだと思ったのと GF+残飯が美味しそうなのでエナボをいれたが、素直にボディプでも良かった気もする。
まあ壁下の瞑想デスカーンの無敵感は最高にテンション上がったので万事ヨシ!
殻やぶ兄妹の兄の方。以前ランクマで使っていたものをそのまま流用した。
「オムスターの強さをみんなに知らしめてやるぜ!ヒャッハァ!!」みたいな気持ちで臨んだのだが、上から挑発や電磁波がビュンビュン飛んできたり草枠が大量だったりであまり出せなかった。すまねぇ…
それでも一度殻を破れたらそうそう止まらないので、ちゃんと破れた試合は1戦を除いて全抜きできた(気がする)。
殻破ったオムスターでメテオビーム打つ瞬間がこの世で5番目くらいに好き。
殻やぶ兄妹の妹の方。準速殻やぶで最速オンバーンくらいまで抜ける。
試運転でバタフリーやダーテングが辛かったのと、抜きエースの状態異常耐性が低すぎ問題で負けた試合が何試合もあった。なのでそこに強く出れて起点役の恩恵を受けられるラム殻やぶで採用。
技は殻やぶロクブラは確定で、テングワルビに打つシザクロ、@1でキュワワーメタのヘビボンを搭載。実際何回もキュワワー(とペロリーム)に当たったので大正解だった。ダイマした時 BDどちらも補強できるのもよき。
補完枠で採用したはずなのにほぼ全試合出てそのほとんどで活躍していたので、完全にコイツがエースだった。文句なしの MVP。
いにしえの起点作り役。ありじごくで起点を逃さない、ステロ岩封ができる、おきみやげで自主退場可能と欲しい要素が全部あったので採用した。
わりとテンプレの型なので特にいう事はない。ちゃんと期待通りの役割をこなしてくれた仕事人だった。
待機モーションでモゾモゾしてるのが可愛い。
抜きエースその2。オムスターが不利をとる草タイプに有利で、ステロ+S操作と相性が抜群なので採用した。晴れてない時ダーテングを確実に抜けるよう最速。
技構成はインファ燕は確定、範囲がとれて不利な天候も消せるエッジ、ヘラをブルン等ゴーストで見る人が多そうだったので@1に地獄突きを採用した。
前評判通りの強さで、色々な PTをぐちゃぐちゃにしてくれた。
「壁貼り役は壁貼る事を読まれない方が強い」
ドラパルトとメタグロスがそう言っていたので、壁を読まれにくく足の速いポケモンを探したところユキメノコがいた。採用!
S110からの挑発が偉くて、相手の起点役を挑発+壁で逆に起点にして勝てた試合が結構あった。自主退場技はないが挑発と壁があれば裏に引きやすいのと、残しておけばまた上から壁を貼れるので気にならない。
見せあいで「え?スカーフ冷ビ打ちますけど?」みたいな顔して初手にくるとキツいオンバーンを牽制するのも仕事のうち。
3.選出
展開構築なので、初手 を出して裏に通りのいいポケモンを並べるのが基本。 を展開するときは下から殻を破りたいので、S操作は基本的にしない。
相手のPTにバタフリーorダーテングがいたら、シャワーズがいたらを出すようにはしていた。
~以上常体~
ここまで読んで頂きありがとうございました。
オムスターから組み立てたため展開型の構築になりましたが、分からん殺しと低速サイクルの多そうな環境だったので 「メタに回りすぎず、相手に依存しない勝ち筋」 を押し付けられたのは良かったなぁと思います。
初めてのTOP禁止杯で最終1桁という成績を残せて嬉しい反面、もう少し勝てたんじゃないかという悔しさもあるところです。また次回があれば更に上を目指して頑張りたいと思います。
対戦してくださった方々、並びに楽しい大会を開催してくださった運営の皆さん、本当にありがとうございました!
何かあればついったまで @onibiha_ataru
【剣盾シングルS12】初手でバーンってするやつ【最高レート1998】
こんにちは、イタチ人形といいます。
今期は諸々の準伝解禁による環境激変と、ランクマ人口増加によるインフレシーズンでしたが、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。
僕はというとインフレの煽りを受け最高レートは伸ばしたものの、2000にはあと一歩届かず忸怩たる思いでありました。
しかし、使いたかったデスバーンから組み始めてこれだけ成績を伸ばせたのは喜ばしいことではあるので、記念に記事として残しておくこととします。暇つぶしにでも読んで頂ければ幸いです。
以下常体。
1.構築経緯
色違いのガラルデスマスが生まれたので、折角だしデスバーンを使おうと思った。
じゃあ型をどうするかと考えていたところ、このポケモンはダイマックスとの相性が良さそうだと気付き、弱保ダイマ型に決定。
そうするとデスバーンがダイマックス前提となるので、ダイマ要員を固定できる初手ダイマ構築を組み上げていくこととした。
あと初手ダイマ構築に必要だと思ったのは以下の枠。
①襷枠
②スカーフ枠
③ダイマ枯らし枠
④初手ダイマ要員その2
⑤ダイマしてもしなくても強い奴
なので、それぞれに当てはまるポケモンとして、以下のポケモンを採用した。
①技範囲が広く対面性能の高い襷ニドキング
②非ダイマ最強枠のスカーフウオノラゴン
③先制身代わりでダイマを枯らせて、対面性能もあるやどみがエルフーン
④デスバーンの誘う水や草に強いダイジェッターとして珠サンダー
デスバーン+これら5匹で、構築を完成とした。
2.個体紹介
デスバーン
持ち物:じゃくてんほけん
性格 :意地っ張り
特性 :さまようたましい
努力値:H220 A196 B4 D84 S4
初手に出すダイマエース。ダイホロウやダイアースによる能力変動が種族値に噛み合っていると思ったのでダイマ運用を決めた。
調整意図としては、ダイマ時に臆病珠サンダーのダイジェット2耐えのラインまでD振り、ブリザポス対面で上を取れたら美味しいS4振りで、余りA端数Bというところ。
技構成は一致技2枠は確定、サンダーや襷(こらえる)相手に打つダイロック媒介としてロックブラスト、ダイウォール技兼エルフーンの嵌め性能が上がる毒菱で確定とした。
初手に出すとまず起点作りだと思われるので、弱保ダイマで相手を事故らせることが多かった印象。しかし保険がないと火力は物寂しいので、数値受けが多い構築にはできるだけ出さないようにしていた。
ウオノラゴン
持ち物:こだわりスカーフ
性格 :意地っ張り
特性 :がんじょうあご
努力値:A252 B4 S252
技構成:エラがみ 逆鱗 けたぐり 寝言
スカーフ枠。
選出率は高くないが、PTにいると相手の選出や型が予測しやすいのが良い。またうちのPTだと初手ダイマ枠がダイジェットを誘いにくいので、2匹目に出て上からエラがみが通りやすかった。
たまにダイマして全てを薙ぎ払ったりする。
終盤はウオノラ使用率増加でメタが増えて、ほとんどだせなかった印象。
持ち物:たべのこし
性格 :臆病
特性 :いたずらごころ
努力値:H204 B196 S108
技構成:守る 身代わり 宿り木の種 ムーンフォース
ダイマ枯らし兼誤魔化し枠。TOD要員でもある。
Sは最速ウーラオス抜き、Hは16n+1、余りB。
一回宿り木を入れてしまえば、相性不利だろうが急所だろうが関係なく勝ててしまうのがずるいポケモン。エスバサンダー辺りは通る技が命中不安なので、身代わりの回数稼いで躱せばなんとかなるのが恐ろしかった。
ナットツルギ入りに出してはいけない(n敗)。
持ち物:きあいのたすき
性格 :控えめ
特性 :ちからずく
努力値:H4 B116 C236 D4 S148
技構成:ヘドロウェーブ 大地の力 火炎放射 毒々
古き良きタスキング。
調整はA+2ミミッキュのじゃれ+影打ちをほぼ耐え、最速60族抜きであと余り。
60~85族で絶対抜きたい奴がいないのと、アッキミミッキュに対面勝てるようにしたかったのでこうなった。B振りが活きたケースは多かったので悪くない調整だったが、Sラインがベストだったかは分からない。
技は一致技2つが確定、ウオノラエルフが呼ぶナットに打つ火炎放射、エルフとのシナジーや呼ぶポリクレセに打てる毒々を採用した。カウンターや冷ビが欲しい場面もあったが、使用頻度的にはこれで正解のはず。
サンダー受けに出てくるHDポリ2に毒入れてサンダー通す動きが美しいと思った。
サンダー
持ち物:命の珠
性格 :控えめ
特性 :プレッシャー
努力値:C252 D4 S252
技構成:10万ボルト 暴風 熱風 電磁波
ダイマエース枠その2。
PTにダイジェッターがいないのは弱いと思ったので、デスバーンと相性の良いエースを探した結果こいつになった。特性はどっちでも良かったが、初手のS判定になりうるプレッシャーにした。
技構成は3ウェポンは確定、@1のダイウォール技として後ろの対面性能を引き上げられる電磁波を採用した。
このポケモンも選出誘導能力が高いので、相手のサンダー対策がどのポケモンかを選出画面で予想しておくことでゲームプランが組み立てやすくなった。
持ち物:アッキのみ
性格 :意地っ張り
特性 :ばけのかわ
努力値:H132 A252 B108 D4 S12
技構成:じゃれつく ドレインパンチ 影うち 剣の舞
ミミッキュ枠。
先制技、行動保証、対面性能、ダイマ性能とあらゆる要素を満たしているので採用した。ポリ2やナットが重めだったので、そこに抗えるアッキドレパン型。
調整はテンプレで、B+1でナットのジャイロ+棘ダメを耐えるやつ。ミラー意識でSラインをもう少し上げてもよかった気がしないでもない。
ダイマエスバはどうしようもないので、エスバ入りに出すときはダイマ切るかエルフと一緒に出すようにしていた。
8世代に入って以来初めてミミッキュを使ったが、このポケモンはずる(こなみ)。
3.選出
初手 or で選択、裏を残りの4匹から選ぶ感じ。
ウツロバンギがいたらは出さない、ウーラゴリラカグヤいたらは出さない、どっちもいたらを出すかダイマ。
裏についてはわりとなんでも選出するが、ダイマで2体持っていきラス1に で毒入れてで詰めるルートが一番強かった。
4.辛い相手
ブリザポス、ナットorドヒド+ラキorハピ、とか
特にブリザポスは初手デスバーンのダイマで倒せないとほぼ負けレベルで重かった。S振りブリザポスにダイマ切られると誰も勝てない。
~以上常体~
大事なところであと一歩届かず最終に爆溶かしするという悔しい結果に終わってしまいましたが、初2000はデスカーンにとっておけという天のお告げだと思っておくことにします。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
行ったのは11/23くらい。
何かあればついったの方まで。
@onibiha_ataru
【S16使用構築】苦節デスベトンwith鳩【最高1895】
こんばんは、イタチ人形と言います。普段はniconicoでデスカーンの動画を上げている者です。
S16、お疲れさまでした。戦績はいかがでしたでしょうか。
自分は今期こそデスカーンと2000を、と意気込んだはいいのですが最高レートどころか1900も越えられず、なんとも悔しい結果に終わりました。
ですが来期はどれだけ潜れるかわからず、今後構築記事を書く機会がないかもしれないこと、メガピジョットという珍しいポケモンがいい活躍をしてくれたので記録として残しておこうと思います。
S14の構築とほぼ同じなのでよければ過去記事も参照してください。
https://onibiateru.hatenablog.com/entry/2019/04/02/175955
~以下常体~
1.構築経緯
今期はS14で手応えを感じたデスベトンを軸に@4を色々試すところからスタートした。
しかしどれを試してもしっくり来ず、結局元構築が強いじゃんということでS14のPTに戻す。
ここから選出率が低く役割も薄かったリザを解雇することを決意。その空いた枠に求める性能として、S14の反省から以下のものを上げた。
①マンダ絡みのサイクルに強い(特にカバ、ガルドにきちんと打点があること)
②ある程度初速が速いこと
③ミミッキュ、リザに弱くないこと
これらを考えたとき、以前からちょくちょく別PTで使っていたメガピジョットがいいのではという事で試したところ、すんなりハマったのでそのまま突き進むことにした。
PTコンセプト
「トリル下でサイクルを進め、相手に見えない有利対面を作る」
2.個体紹介
デスカーン@コオリZ
特性:ミイラ
性格:図太い
努力値:H252 B212 C44
いつもの相棒。マンダグロスランド辺りに後投げしてトリル展開し、ガッサやベトンとトリル下でのサイクルを回すことが主な役割。
いくら起点を作られようと物理や中火力特殊なら後投げからトリル霧Zで強引に流せるので壁+マンダやバトン軸に滅法強く、また霧Zの回復のおかげで役割対象に後投げできる回数が確保できる。頑張って積んで削ってきた相手の前でドヤ顔霧Z打つのは楽しかった。
今期は両刀マンダが増えたためマンダに対して出落ちすることが多くなったが、ピジョットがいたのでどうにかなった。でも相棒が出落ちするのは見てて悲しい。
※トリル下のサイクルとか言うとよく変な顔をされるが、トリルによりS関係の縛りが逆転する事を利用し、相手の後出しできる幅を狭めるのを目的とするサイクルとなんとなく定義している。うちだとベトンに後出しされるマンダランドを交代際の叩き+冷Pで〆たりとか。
霧Zデスカーンは相手に後出しから3回くらいトリルが張れたりするので、うまくいく試合だと試合中常にトリル状態とかできる。楽しい。
Rベトベトン@突撃チョッキ
特性:どくしゅ
性格:意地っ張り
努力値:H148 A252 D108 (Hが8n-1かつ特殊耐久指数最高)
技構成:毒づき 叩き落す 冷凍パンチ 影うち
今期も大変お世話になったデスカーンのお友達。カプゲッコゲンガガモスなど特殊相手やポリ2サンダー辺りに投げていく。有利対面では必ず交換読みの叩きを打つことを意識していた。
クチートやルカリオに打点がないのでそいつらが見えたら基本的に出さないが、こいつに一任している相手も多いので泣く泣く出すこともあった。炎Pがあれば出しやすくなるだろうが、正直切れる技がない。技スぺ寄越せ。
キノガッサ@拘り鉢巻き
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
努力値:H188 A172 B148 (特化ミミのじゃれ確定耐え)
技構成:岩石封じ マッハパンチ 馬鹿力 タネマシンガン
いつもの奇襲枠、鉢巻きガッサ。多くの相手を泣かせてきたと思う。全体的に低めなうちのPTパワーを底上げしてくれた。ギャラバシャバンギや砂パ、耐久水が重い時に出す。あと相手のガッサに一番安定するのがこいつなので、ガッサが見えたら初手置き。
ガッサ対策というのは上をとるのが大半なので、トリル下でガッサを出すと相手は胞子ケアで後手後手の行動を取らざるを得なくなる。そこに鉢巻きによる想定外の火力をぶつけてサイクル崩壊を狙う動きが強かった。
ただ迂闊に初手マッパで拘るとミミカスなど起点にされるところだけ注意。半減でもタネガンで足りることが多いので、序盤は起点にならないように極力タネガンで拘るように気を付けた。
ドリュウズ@気合の襷
特性:かたやぶり
性格:陽気
努力値:A252 D4 S252
信頼と安定の襷地面枠ドリュウズ。リザアゴルカの対面処理やミミッキュ牽制のための採用であるが、今期は襷を盾にステロを撒いてピジョを通す役割も多く担ってもらった。
うちのPTの中で一番普通な型だと思うが、無難に強かった。今期は雪崩もほとんど外さなかったので偉い。
ちなみに初手のリザドリュ対面は、ドリュが刺さってるとき以外地震安定だと思ってる。裏にカバいて突っ張ってくるYはちょっとわかんない。
ピジョット@メガ石
特性:はとむね→ノーガード
性格:臆病
努力値:H4 C252 S252
技構成:暴風 熱風 身代わり めざパ地面
今回のMVP、メガピジョット。とても強かった(KONAMI)
主にマンダ絡みのサイクル、リザ軸、クチート軸やガルド見えたら出した。というか困ったら出した。
こいつの強みは何と言っても対ガルド性能で、霊技に後出しして身代わりするだけで数々のイージーウィンを生み出した。マンダやカバも暴風で大概確2が取れるので身代わりを残せれば暴風連打でマンダ軸は崩壊する。めざ地採用によりマンダナットドランにも強気に出せる。
また影うち無効により少しでも体力が残っていればミミッキュを対処できるのもgood。ベトンの毒づき影+ピジョの暴風というミミ処理ルートが確立できたのは大きかった。
身代わりは先述のガルドの他、対面からバシャに打ったりミミッキュのZ透かしなど用途は多い。アタッカーピジョには不可欠な技だと感じる。
ただしコケコゲコに弱かったりバンギポリ2などで容易に止まるのでそこは注意。こいつに気合玉を寄越せと何度嘆いたかわからない。
しかしS121からデメリットなしの一致暴風と熱風の技範囲を打てるのはとても強力で、雑な削り要因としてもエースとしても申し分ない活躍をしてくれた。
ランクルス@火炎玉
特性:マジックガード
性格:図太い
努力値:H252 B252 D4
技構成:サイコショック 自己再生 瞑想 雷
対受けサイクル担当。PTになくてはならない、もはや中毒レベルのゼリーである。
対受けのみならずロップ軸やギャラなどデスカーンが出しづらい構築への物理受け要因としての活躍も大きかった。ベトンと組むとラティカグヤみたいな並びを完封できる。
火炎玉採用なのは主にバレルや欠伸ループ等の催眠対策。気持ちばかりのビビヨン対策枠でもある。
今期はやどみがカグヤが突然Zを打ってきたりで不意に崩されることもあったが、それでも雷を当て続けて頑張ってくれたと思う。マジ天使。ぽよりたい。
3.基本選出、立ち回り
基本はデスベトン@1、@1でサイクルの負荷を減らすことを考える。それが出来ない場合は対面チックな立ち回りをするか、ランクルスベトンで回したりしてた。
一番した選出。カバマンダやランドゲンガにサザングロス他デスベトンで受けられそう+ピジョの通りが良かったらこれ。マンダ軸以外は取り巻き次第でピジョがガッサやドリュに変わった。
+or
カバリザなどステロ撒いてピジョを通す選出。ランドガッサがいたらガッサ、ゲコやカプ が重そうならベトンを投げる。どっちもいるときは気分。リザグロスでグロスが来たらステロ撒かずひたすら対面で殴り続ける。
+or
受けルやウツロバシャカグヤ、ロップ軸なとランクルスで詰ませられそうな時に出す。ベトンを出す基準はラティレヒレレボルトがいるかどうかで、いなければ雑にガッサ。
4.辛い奴
・ギロチングライ
一撃で落とせる手段がガッサのタネガンしかないので絶対一発はギロチンを喰らう。当たる。無理。
・ハッサム軸
炎打点がピジョしかいない。ステロ撒かれてサンダーとクルクルされるだけで負ける。
・カビマンダ、ポリ2マンダ
ピジョに後投げできる回復持ちがいるマンダ軸は総じて辛い。
フェアリーがいない、それだけで無理。稀に霧Zでリセットした後ランクルスで瞑想ガン積みできたりする。
あとデスベトンで何とかなる相手でもサイクル負けすることが多かったので、パワー不足と強力な詰め筋のなさが弱いところかなと感じた。
5.最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました。今期は悔しい結果に終わりましたが、メガピジョットという新たな収穫があったのは良かったと思います。
S17ももし時間があれば、デスカーンと一緒に上を目指して頑張りたいです。
今回のPTの試合はいずれ動画として上げる予定なので、気が向いたら見てもらえれば幸いです。また過去の動画もよければどうぞ。
https://www.nicovideo.jp/mylist/63935860
それでは今回はこの辺で。何かあればTwitterの方にご一報ください。
@onibiha_ataru
【S14使用構築】デスガッサベトンサイクル~有利対面トリックルームの法則【最高1936】
初めまして、イタチ人形と言います。
今回相棒のデスカーンと最高レートを大幅に更新したので、記念に構築記事を書いてみようと思いました。他の構築記事より最高レートは控えめですが、そこそこ珍しいポケモンが多いと思うので物見遊山程度に見ていってもらえれば幸いです。
~以下常体~
1.構築経緯
s12だかs13だかで使っていた氷Zデスカーン、チョッキRベトン、鉢巻きガッサでのサイクルがデスカーン入りでダントツに使いやすかったのでそこからスタートした。
前に使っていて辛かったのは以下の相手。
①ガッサで突破できない高耐久ポケ(バナバレルドランカグヤなど)
②リザルカ辺りの高火力メガ
③ミミッキュ(ベトンや拘ったガッサが起点になる)
④受けループ
これらへの対応が可能かつトリル下のサイクルにもある程度順応できるポケモンを探し、②③用で襷ドリュを採用。またバナバレル打点と掃除役を兼ねてスカーフテテフ、鋼への打点として地震持ちリザYを採用していた。
しかし、宿り木カグヤに好き放題されるわステロ痛いわバナにテテフ後出しできんわ受けルあかんわでテテフとリザYを解雇。結局受けルに刺せる炎枠で地震羽休めリザX、宿り木無効でバナカグヤに強い火炎玉ランクルスを採用し落ち着いた。
2.個別紹介
デスカーン@コオリZ
特性:ミイラ
性格:図太い
努力値:H252 B212 C44
我が相棒にしてPTの原点。
調整はH振りマンダの身代わりが壊れるくらいまでC振り、あとHB。環境上位の物理アタッカーは大概こいつで仕事ができる。
基本的には物理アタッカーに後出しから流し際にトリルをし、後述するベトンやガッサとのサイクルを有利に進めるのが役割。トリルから入ることで身代わり持ちに対しても上から有利な択を仕掛けられる。強引な積みを許さないためサイクルを強制できるのがこいつの強み。
マンダの一舞捨て身をステロ込みでほぼ耐えるため、起点を作られてもデスカーン後投げからトリル→霧Zでマンダを流すことができる。慎重マンダの身代わりは壊せないが、慎重なら捨て身か恩返しワンウェポンなのでトリル貼って霧でいなせば突破はされない。
体感選出率同率2位くらい。
まだまだこいつについて語りたいことが尽きないのでそのうち単体記事でも書こうと思う。
Rベトベトン@突撃チョッキ
特性:どくしゅ
性格:意地っ張り
努力値:H148 A252 D108
技構成:毒づき 叩き落す 冷凍パンチ 影うち
デスカーンの呼ぶカプゲッコガルドゲンガー当たりをまとめて引き受けてくれる頼もしい奴。逆にこいつが呼ぶ地面物理はデスカーンがキャッチできるのでとても補完がよい。
調整は火力確保のA特化、サイクル意識でHPが8n-1のうち総合耐久指数が最大になるよう振り分けている。明確な調整先はないが、十分な特殊耐久と不一致地震程度なら耐える物理耐久はあるので自慢の努力値振り。
冷Pはトリル下でホイホイ出てくるランドマンダに刺したり、対面で積んでくるアゴを分からせたりする。一撃では落とせないので1サイクル目は見せずに引いて、2サイクル目で打つ立ち回りが必要になるが、その立ち回りおかげで冷Pが全く警戒されなかった。
体感選出率1位。よく過労死してた。
キノガッサ@拘り鉢巻き
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
努力値:H188 A172 B148
技構成:岩石封じ マッハパンチ はっけい タネマシンガン
奇襲枠の鉢巻きガッサ。基本相手は襷を潰すことを優先するので対面一撃で落とせるZとか切られないし、実質襷持ってるようなもん。
Hが16n-1、ミミカスの特化じゃれ確定耐えまでBに振り余りA。対面でミミッキュと当たることはそこまでないが、サイクルの中で耐久振りがかなり活きたので調整は間違ってないと思う。
ある日うちの霧Zデスカーンと似た型がポケ徹に上がってて、そこの相性のいい味方の欄になんかあったので半信半疑で使ったらハマった。マジかポケ徹。
上2体で辛いギャラやバンギに強く、S無振りによりトリルとも相性が良い。
しかしギャラカバグライやガッサミラーなんかはタネガンの当たり数にだいぶ左右されるのでよくお祈りしてた。
体感選出率同率2位。こいつに関しては鉢巻きについても選出誘導能力についても語りつくせないのでそのうち単体考察記事でも(ry
ドリュウズ@気合の襷
特性:かたやぶり
性格:陽気
努力値:A252 D4 S252
お前が襷だったんかい枠。ガッサと並べると襷を警戒されないのが良い。
両リザにルカ、アゴにドランなど広く対応できる襷地面枠はやはり強いと感じた。
うちのPTだとスカーフに見えそうなので、そう見える立ち回りを心掛けていた。
ステロは裏のリザX通せればと思って採用したが、クチートの不意打ち透かしの方が使用頻度高かった気がする。ちなみに択に勝てた記憶がない。
体感選出率3位。岩雪崩の命中以外は安定感があるポケモンだった。
リザードン@メガ石X
特性:猛火→硬い爪
性格:意地っ張り
努力値:H108 A252 S148
技構成:竜の舞 フレドラ 地震 羽休め
メガ枠兼炎枠。Sは1舞後135属+2で余りH。
竜技を切って地震羽休めを採用したことで、自力で毒を入れられないドヒドにかなり安定した。一応ガルドにも強いはずだが、ほぼ出していないので実際はわからない。
竜技を切って汎用性が大きく下がってしまったので選出率はかなり低い。受けルかレヒレのいないメガッサム軸くらいにしか出してない気がする。
でも出したら出したで強かったので腐ってもメガリザということだろう。
体感選出率ぶっちぎりの最下位。1メガで選出率最下位ってよくわからんな。。。
ランクルス@火炎玉
特性:マジックガード
性格:図太い
努力値:H252 B252 D4
技構成:サイコショック 自己再生 瞑想 雷
対受けサイクル担当。謎の詰ませ性能を誇る。
カグヤが辛い辛いと日々ぼやいてたら某エスパー統一の人に勧められたので使ったらまんまと洗脳された。もうこいつ以外でカグヤ見られない体になってしまったので責任を取ってほしい。
HB特化にすることで特化ランドの地震くらいまで確3なのでギリチョン起点にできる。デスカーンでトリルや鬼火が撒けていればなお盤石。あとコショックで積み合いにも強いのがよくて、瞑想積み合いになったアシパラティに勝った時はとても気分がよかった。
雷はカグヤムドーへの瞬間的な打点や、少し重いギャラへの一貫する打点としてとても有用。ドヒドに対しても麻痺が引ければ瞑想1積み状態で突破できる目があるため、かなり分の良い勝負ができる。
体感選出率4位。雷当ててくれるし急所もらわないし自覚のある子だった。
3.選出、立ち回り
基本的にはデスベトン@1(リザ以外、主にガッサ)でサイクルを回しつつ、相手に応じて@1のポケモンでデスベトンの負荷を減らすことを考える。それが出来そうにない時は、他のポケモンで順次対面処理をしていく。
VSカバマンダコケコ系統
→デスガッサベトン選出。初手のカバをガッサで落とせればほぼ勝ち。ただコケコマンダガルドもよく初手にくるので、その時はサイクル回してマンダ対面でトリル貼りつつ、ベトンの前に削れたマンダが出てくるのを待つ。
→デスベトンドリュ選出。グロス対面でトリル貼って、ベトンレヒレ対面で交換読み叩きが決まればほぼ勝ち。誰もトリル下のベトンを止められない。ただレヒレグロスに一貫する技はないので、レヒレがトリック持っていそうならデスカーンで一度トリック読み居座りする必要がある。某Vtuberのせいで終盤流行って鬱陶しかった。
VS対面ルカリザ軸(+ミミガッサカバゲッコetc)
→初手ガッサ、裏にドリュ+デスカーンorベトン。うちのPTに対しては9割型初手ガッサなので鉢巻きガッサでなぎ倒し、起点にしにきたリザを襷ドリュで倒して数的有利を取る。デスカーンも対面ならミミッキュにぼちぼちの確率で勝てるので、ミミが来そうならデスカーン、ゲッコが来そうならベトンを選出していた。ただガッサがやられた後にカバが来るとキツイ。
ちなみにルカリザのところがガルーラなら、デスベトンのカモ。
VSポリクチ、ミミクチ
→デスガッサドリュ。デスカーン見てトリルクチートはこないがピンでくる。デスカーン対面で強引に積んでくるクチートはどうにでもなるが、打ち逃げされると厳しい。うまく取り巻きをガッサで削ってドリュの地震の一貫を作る立ち回りをしていた。勝率やや低め。
VSギャラアゴ系統
→ランクルスドリュ+ベトンorガッサ。ランドやバシャ入りならガッサで削るだけ削る対面気味の戦い、ゲッコやテテフならベトンでランクルスとサイクル気味になる。
アゴに関してはもとから全員S抜かれてるし、対面で積める子がうちにはいないので正直全く怖くなかった。勝率かなり高め。
VS受けル
→初手ドリュ、裏ランクルスリザ。ドリュでステロ撒いてムドーの頑丈潰して、ランクルスで瞑想ガン積みしたりリザでフレドラ羽休めしてれば大概勝てる。リザに毒が入るとちょっと辛いので、ドヒドグライが毒を持っているかどうかをランクルスで判断していた。ギロチンでランクルスが突破されると負け濃厚だが、幸いギロチングライには当たらなかった。勝率かなり高め。
VSオニゴーリ
→デスガッサベトン選出。ジャロをベトンでさっさと突破して、叩き影うちを駆使して毒を入れに行くのが第一段階。その後デスカーンで零度を躱しつつトリルを張って霧で能力リセットして、適当なタイミングでガッサを出しマッパなりタネガンなりで処理する。運には左右されるが、案外勝率は悪くなかったし、そもそもそこまで当たらなかった。なんならフリージオの方が良く見た。
4.辛い相手(単体、並び)
見ての通り妖がいないので死ぬ。運が良いとデスカーンの霧Zで挑発透かしながら能力リセットできるけどそれでも普通につらい。はっけいの麻痺で誤魔化してた。
②毒持ち耐久ランド
デスカーンに毒入れられるとしんどいし、威嚇込み冷Pが半分くらいしか入らない。PTや立ち回り的に毒持っていそうだったら、ガッサ後出ししてタネガンで処理をしなきゃならんのがめんどかった。
③ラム剣舞ガブ
6世代にお引き取り願いたい。
④襷ミミッキュ
ドリュで一撃で落とせないの辛いが、襷と分かっていればデスカーンで多少安定はする。だが見せあいでわからないのでどうしようもない。某うちの姉に喋り方が少し似てるVtuberのせいで終盤増えたのがダルかった。
レヒレをベトンにほぼ一任しているが、クチートに全く有効打がないため出せず、結果的にレヒレがどうしようもない。クチートにも鬼火が入らないし、ぶっちゃけほぼほぼ諦めてた。
⑥雨パ
デスカーンはラグの雨滝登りを高乱数2耐えするので受け出しからトリルが可能なのだが、いつも怯まされる。またペリが最遅か最速かでガッサとのS関係が変わるので、ペリにトリル下で対面するべきかどうかで択になる。大体負ける。
再戦時にペリの型を最速から最遅に変えてたあのトレーナーは絶対許さない。絶対にだ。
5.終わりに
初めての構築記事という事もあり、書きたいことを書き殴ったら文量がやたら多くなりました。でも反省はしないし今後もしまた書く機会があってもこんな感じになると思います。
そうそう、余談ですが普段デスカーンの動画をniconicoに上げているので興味があればそちらも見て頂けると幸いです。
https://www.nicovideo.jp/mylist/63935860
それでは、長い記事を最後まで見て頂き、ありがとうございました。
何かあればTwitterまで。
@onibiha_ataru